エコー初学者の方からよく「おすすめの本はありますか?」と聞かれますが
これがなかなか…悩ましいですよね。
初学者の気持ちはもう遥か昔なので(笑)どんなことが分からないのか覚えていない…
超音波検査士認定試験の参考書とはまた違う情報が必要ですしね。
まずは解剖と走査法かなと思い、超音波検査学会のEラーニングをおすすめしています。
他はエコー機器メーカーさん、
を一通り見てメモしてまとめて自分の参考書を作って、
それでもわからないことがあれば自分に合う参考書を購入するのがいいかなと。
文章だけではわからないことが多いので、動画を見た方が覚えが早いと思うのと
(いまの参考書は動画付きが多いというのも、そのような考え故だと思います)
初学者用の参考書ってやっぱり読まなくなることが多いので、
それにお金をかけるのって勿体ないと思うんですよね(個人の考えです)。
現地参加できなかった学術集会も今はオンデマンド配信で視聴が可能です。
参考書は1万前後、安くて5千円以上なのでそれを購入するのであれば…と私は考えます。
本は出版されるまで時間がかかるので、最新の情報でない場合もありますし。
けんしん領域は腹部超音波検診判定マニュアル改訂版が本当に素晴らしい。
一方、乳腺・甲状腺は無料で配信されることが少ない印象があるんですよね。
ですが、乳房超音波診断ガイドラインや、甲状腺超音波診断ガイドブックという
超音波検査士認定試験時も、それ以降も活用できるという素敵な本がJABTSさんから出版されているので
こちらの購入はおすすめです。
辞書的な存在なので、どの施設にも必ず1冊はあるかと思いますが個人用にも是非。
どちらもフルカラーで紙質もしっかりしていて、それで5千円以下ですからね、
太っ腹ですJABTSさん!
乳腺では何森先生の【誰も教えてくれなかった 乳腺エコー】
も乳腺エコーについて深く学ぶことができます。
泌尿器は以前のブログで書かせていただきましたが、現在購入できない本もあるようですね…残念。
婦人科はいちばん知識が足りないと思う領域なので、参考書を探した結果
【ここまで診れる!外来での婦人科超音波】を購入しています。
婦人科領域は2023年日超医学術集会で拝聴した太田郁子先生が素晴らしくて!
これは婦人科領域盛り上がる!!と思ったのですが、経腟超音波の内容が多いので
技師は臨床に落とし込むことができず…
いつか、経腹超音波検査でも活用できればいいなと願っています。
無料で超音波検査について学ぶことができるなんて、本当にいい時代だなあと
書いていてつくづく感じました^^
現在エコートレーニング中の方も沢山いらっしゃると思います。
毎日新しいことを知るのって楽しいですよね。
是非、その気持ちを忘れないでいただければと思います。
そして今回の内容がお役に立てると幸いです。
お互い頑張っていきましょうね!
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