エコー初学者の方からよく「おすすめの本はありますか?」と聞かれますが
これがなかなか…悩ましいですよね。
初学者の気持ちはもう遥か昔なので(笑)どんなことが分からないのか覚えていない…
超音波検査士認定試験の参考書とはまた違う情報が必要ですしね。
正直ド定番にはなりますが、今回は私のおススメする超音波検査の本を書かせていただきます。
腹部(消化管・泌尿器・婦人科含む)
と悩みましたが、【初学者対象】ということで日超検編集の公式テキストをおすすめさせていただきます。広い範囲が収められていて、かつ結構マニアックな内容も書かれているので、長く活用できる本だと思います。こちら2冊に関しては後日比較した内容を書かせていただければと思います。
乳腺
JABTS編集のガイドライン本は超音波検査士受験時も、以降も活躍してくれる本なので必須です。正直この1冊で十分なのですが、何森先生の【誰も教えてくれなかった乳腺エコー】もご覧いただきたいです。個人的感想ですが、読後は乳腺エコーの見え方が変わりました。
甲状腺
こちらも乳房超音波診断ガイドライン同様、JABTS編集の本です。
頸部
学会等で古川まどか先生を探して「頭頸部超音波ハンドブックはまだ購入可能ですか?」と是非聞いてみて下さい。私は勇気を振り絞って先生にお声がけをして購入させていただきました。
200ページ近くあり内容が充実していてフルカラー、初学者でも理解しやすい内容です。
循環器
日超検編集の本は長く活躍してくれる本だと思います。
随分昔の話ですが、若い循環器内科の先生が「この本医局にも置いて読んでるんですよー」と仰っていました。
血管
日超検強い…!正直第1版は、んんん?と思っていましたが、第2版は内容が充実していますね。
編集された佐藤 洋先生はCVT試験対策の講習会で講師をして下さいましたが、血管の知識が深くかつ理解しやすい説明をしてくださった記憶があります。
(昔「バスキュラーラボ」という専門誌にコラムを執筆されていたのですが、佐藤先生がお持ちの品をエピソードと共に写真付で紹介されていて、そのオシャレさに衝撃を受けた記憶も思い出しました。懐かしいですね)
まずは無料で勉強するという方法も
本を購入されるのも良いですが、今は色んな学会から無料で動画や資料を見ることができるので、そこから始めてみるのもおススメです。
解剖と走査法では超音波検査学会のEラーニング、
他はエコー機器メーカーさん、
けんしん領域は腹部超音波検診判定マニュアル改訂版が本当に素晴らしいです。
循環器は日循のガイドラインだけで十分な気もしています。内容の充実っぷりがすごいです。
学術集会時の講習会などもおすすめ
学術集会も今はオンデマンド配信で視聴が可能です。
講習会は初級の内容もよく開催されているので、そちらにも参加してみてはいかがでしょうか。
本は出版されるまで時間がかかるので、最新の情報を入手できるのもメリットかなと思います。
いろんな方法でエコーについて楽しく学びましょう
現在エコートレーニング中の方も沢山いらっしゃると思います。
毎日新しいことを知るのって楽しいですよね。
是非、その気持ちを忘れないでいただければと思います。
そして今回の内容がお役に立てると幸いです。
お互い頑張っていきましょうね!
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