超音波検査士認定試験の結果が出ました。
認定いただきました!良かったです。
今回はどうやって勉強しよう?参考書何にしよう?と悩んだのですが
・これらの問題集(第3版はけんしん領域の問題が少ないので参考程度に)と
・腹部超音波検診判定マニュアル改訂版(2021年)を読み込みました。
これからけんしん領域を受ける方は、クローズアップエコーに登録して
【日大水曜日の定例勉強会】に参加申請することをおススメします。
カテゴリーと判定区分を選ぶ画像問題が毎回2問提出されるので勉強になりますよ。
話は少し変わって、たまに『超音波検査士の資格を取得するとどうなるの?』という質問を
医療従事者の方からもいただきます。
改めて、どうして私は取得するんだろう?と考えた際にメリット・デメリットが見えてきたので
こちらに書かせていただきます。
メリット
①質の高い検査結果を受診者・患者さんに提供出来る
やはりこれがいちばんの理由でしょうか。
被検者さんは検者を選ぶことが出来ません。むしろそんな資格があるということすら知らない方がほとんどかなあと。
自分の大切な人たちが受けるとしたら、こんな技師がいいなと思いながら日々検査をしています。
②給与アップにつながる(かも)
大きい施設だと難しいかもしれませんが、クリニック規模だと院長等トップの方と距離が近いので
給与を上げてもらうための交渉材料になります。取得したと報告しただけで給与アップできたという話も聞きます。
③転職に有利
ステップアップや生活環境の変化で転職を余儀なくされる場合、資格が大きな武器になります。
私は採用担当もさせてもらっているのですが、消化器(or けんしん)プラスアルファの資格をお持ちの方は
おっ!と目に留まります。
④バイト・副業でも短時間で稼ぐことが出来る
副業禁止の勤務先もありますが、可能であれば他施設さんのエコーバイトはおすすめです。
時給も関東地方では時給3000円以上が沢山ありますし、何より色んな施設さんのエコー機種や
検査方法などを知る事が出来ます。
また『バイト技師さんの気持ち』が理解できるので、勤務先で正職員としてバイト技師さんをお迎えする時に
どう接すれば良いか(どうすれば寂しくないか・不安を取り除くことができるか)も分かります。
デメリット
①受験にお金がかかる
日超医か日超検の入会費用や年会費、受験費にも20,000円必要です。
参考書を買う他に受験対策セミナーに参加したり、日超医の地方会や学術集会
(問題にエコー業界の”はやり”が出たりします)に参加して…だとトータルで50,000円以上は必要です。
②合格後もお金がかかる
認定料に5,000円と、5年以内に必ず学術集会や必須講習会に参加しなければいけません。
また、医療の進歩は早いようにエコー業界の進歩も早いです。
毎年学術集会に参加しても、あれ?去年私聞き逃してた??て位色々変わります。
資格取得しても日々勉強は必須です。
以上、デメリットとメリットを挙げさせてもらいました。
デメリットは殆んど金銭の問題ですが、どの資格を取得してもだいたい同じですよね。
わたしはエコーが好きなので、趣味の課金感覚でお金を使ってしまうのですが
趣味って怖いですよね、ためらうことなく散財してしまいます(笑)
臨床検査技師も沢山の業務内容があって、向き不向きもあるかとは思いますが興味を持った方は是非!
もし試験に落ちてしまっても、勉強した基礎や臨床は無駄にはなりません!!
明日の検査に必ず役に立ちます!!
沢山のコメディカルが超音波検査士の資格を取得して、超音波検査全体のレベルが上がることを願っています。
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