今回の超音波検査士認定試験は合格率どのくらいだったのでしょうね。
先日、サインして下さった指導医の先生とお話する時間があったのですが
「今年は4人サインしたんだけど、全員認定取れたんだよねー初めてだよ」と仰っていました。
認定取れた方、おめでとうございます。
残念だった方、私も経験があるからお気持ち分かります。
今回は私が認定を取れなかった理由や再度受験を決意した経緯、勉強方法を書かせてもらいます。
認定を取れなかった領域と理由
だいぶ前の話ですが、1度の受験で認定を取れなかったのは循環器領域です。
消化器を受けて合格した時、傲慢になったんですよね。
「よくわからんまま受験したけど認定取れた!次もいけるんじゃ?」って。
その時も試験対策セミナーは受けたのですが、あまり勉強せず…
受講時にいただく資料もあまり書き込みしなかったんですよね。
結果は惨敗。点数は12点でした 恥
当時は一応頑張っていたつもりだったので、落ち込みました。
サインを書いて下さった先生にも申し訳ないし…
再受験、どうしよう?認定取ることは出来るんだろうかと考えるとなかなか勉強を始められませんでした。
もう一回受験しようと決めたきっかけ
それから少しして、とあるエコー機メーカーさんのセミナーへ伺った際
担当の営業さんとお会いして認定を取れなかった旨を伝えました。
その方はずっと笑顔で聞きながら
「知ってます?超音波診断機って日本人が作ったんですよ。
戦争で使われていた魚雷探知機をこれからは人のために使おうと開発されたんです」
と教えて下さいました。
「イカの刺身をヒントにプローブが開発されたんですよ、面白いですよね。
昔TV番組で特集されたのでよかったら調べてみてください」と言われ
調べてみると見つけることができ、拝見しました。
それが私の琴線に触れたんですね。今までエコー検査を続けたいという気持ちはあったのですが、
日本人が開発した技術に私も携わる仕事をしたい、発展するお手伝いが出来るようになりたい、
もう一度頑張りたい!という思いが更に強くなって再受験を決意しました。
医師に伝えると「いいよ!何度でも受けて!!」と言って下さったのもありがたかったです。
(何度もは勘弁…と思いましたが笑)
再受験時の勉強方法・改善したこと
対策セミナーは受けず、受講時配布された資料を元に知識を書きまとめました。
資料だけで足りない分は書いたり貼ったり…何度も見直したのでボロボロです。
他に出版したての心エコーの本を購入して、隅から隅まで読みました。
知らなかった知識は書きまとめてすぐに見直せるようにも。
(実際その中から1問出題されました)
私が認定を取れなかったのは勉強不足だったというのは明白だったので、とにかく直前まで勉強しました。
レポートですが、こちらはほとんど変えずに誤字脱字を確認して同じ症例を提出しました。
結果2度目の受験で無事に認定取得。
この勉強法は今も続けていて、以降認定が取れなかったことはありません。
自分に合った方法なんだなあとも思います。
頑張って勉強しても認定をとれなかったら
何度受験しても認定が取れないという方も聞きます。
その時は勉強方法を変えてみるのもおすすめします。
少し視点を変えるというか…
自分は勉強しても取れないんじゃないか?なんて考える必要はありません。
あとは結構メンタルが大切です!
「認定取れなかったらどうしよう」という気持ちになるのは理解できますが、すこし方向性を変えて
「自分本当に頑張った!いよいよ今日は腕試し!!」位の感覚がしんどくないように思います。
受験当日まで頑張ってきたんですから、自分よくやった!と褒めながら試験に臨んでいただきたいです。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
再受験を考えている方へ、少しでも参考になれば幸いです。
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