お久しぶりです。
大型連休もあっという間に過ぎて5月も下旬ですね。いかがお過ごしでしょうか。
私は最近ずっと心エコー図学会学術集会オンデマンド配信を拝見していました。
一般演題は配信されないのですが、以外はほとんど視聴可能なのでありがたいですね。
全て勉強になる内容で最&高ですが(変なテンションですいません)、今回はそのなかでも個人的にグッときた内容を書かせていただきます。
心エコーで紡ぐ腫瘍循環器学
GLSの重要性が増していると感じた内容でした。
今まで心エコー図は弁膜症や虚血性心疾患評価メインと思っていましたが、医療の進歩と共に別の問題が出てくるものなのだなあと。以前循環器内科医師から『心筋梗塞で運ばれる患者さんは減ってきている』と教えて下さったことがあるので尚そう感じたのかもしれません。
癌治療に関連した心血管合併症についてもキーノートレクチャーがあり、ブラッシュアップ兼ねてしっかり勉強できました。
二次性心筋症の早期診断/早期治療における心エコーの役割
ATTR型心アミロイドーシスとファブリー病に対する治療薬が臨床応用できるようになったので、こちらも個人的に激アツな内容です。心エコー図検査でも早期発見の一助になるよう知識をブラッシュアップ・整理したいですね。
結構心アミロイドーシスの方がいらっしゃるのかも…?と思うと、日々のルーチン検査もしっかり行わないと!と気合が入ります。
あなたも目指そう!スーパーソノグラファー
認定専門技師でいらっしゃる水上先生の冠動脈エコーは説明・画像共に毎回感動レベルです。
こちらの企画は経食道エコーの基礎も学べるので、循環器領域の超音波検査士を受験される方にも役立つ内容かと思います。
いつか受験できる日に向けて…と思い毎年拝聴していますが、予定のない方でも日々のルーチン検査で注意すべき点を学ぶことが出来ますよ。
その他
学術プロジェクト委員会セッション:集まれ、Editorの森~Associate Editoeに聞いてみよう!!~
自分にはまだまだ先の内容でしたが(むしろ医師メイン)、冒頭座長先生方のやり取りが大好きで何度も聞いてしまいました。
クリニック診療で心エコーを活用するための知恵と工夫
循環器専門施設を中心に最先端の技術や情報を発信して下さる学会の印象だったので珍しいなあと考えていたのですが、座長の先生が『心エコー図学会は会員数が少なくなってきている。より多くの人に聞いてもらう学会にするには、クリニックの先生に入っていただく必要がある』と仰っていて納得しました。
少し敷居が下がったようで嬉しいと思ったのもつかの間、内容はほとんど負荷エコーに関するものでした…修行します。
日本心エコー図学会に参加し続ける理由
日本心エコー図学会も大好きな学会のひとつです。
エコー検査の業務を続けるからには日々の勉強が必須なので、知識のブラッシュアップのために参加しているのは勿論ですが、なんというかこちらの学会は温かい空気感なんですよね。
一般演題は発表後拍手が必ずあるのも素敵だなあと思います。
次回は一般演題を沢山聞けるように予定を立てないとですね。来年は奈良だそうですよ。
ご興味のある方は是非参加してみてくださいね!
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