お疲れ様です。
今年超音波検査士を受験する方々、提出資料作成ははかどっていますでしょうか。
提出期限が今月末なので、もう提出された方も多いかと思います。
私の職場で受験する後輩さんは先週、「症例レポートを作成したので確認お願いできますか?」と持ってこられました。
それを見て、結構こういうところがミスしやすいかも?と思ったので今回はその内容を日超医HPに掲載されている【超音波検査実績作成の手引き】と合わせながら書かせていただきます。
誤字脱字
あるあるですが、mm(ミリメートル)のmが足りなくてm(メートル)で記載。
『ミリメートル』と入力すれば『㎜』と変換されるので(領域によっては見本でこちらを使用しています)こういった対策方法もありかと思います。
誤字脱字のない受験者はいないそうです。確認しているつもりなのに驚きですよね。
こんな事で減点されるのは悲しいのでしっかりチェックしていただきたいです。自分でも2回以上は見直し確認しましょう。
超音波検査所見に病名を記載しない
こちらも日常で意識していないとうっかり書いてしまう事、あると思います。
石灰化→(点状)高エコー、ストロングエコーで表現する等注意が必要です。
個人情報の削除
日超医の学術集会企画『報告書作成時のポイントと注意点』で仰っていましたが、写真の個人情報を黒マーカーで消したのみの方は注意です。
斜めから見ると光の当て方でうっすら見える→個人情報が消せていないと判断されるそうですよ。
私はそこまでして確認して下さっている先生方の熱意に感動してしまいました。日頃お忙しいのに…感謝です。
画面上部に個人情報のある事がほとんどだと思うので、その部分をカットしてコピペするようにしましょう。
超音波所見と画像(スケッチ)が一致しない
例えば乳腺のレポート時『縦横比が低い』と超音波所見に記載されているのに、写真&スケッチでは縦横比が高い写真を使用されていたり、『前方境界線断裂を認めない』と書かれているのにおや…?断裂して見える?なスケッチだったり。
正直スケッチは難しいですよね。でも、絵が上手くないと受験は難しいという訳ではありませんから、ポイントを押さえたスケッチを提出出来れば良いのではないかと思います。
シェーマ図にはしつこい位の説明も必要だと思います。『自分はこれだけ解剖や提出した症例の超音波所見を理解している!』というアピールにもなりますし。
(10年以上前は提出したレポートに不足等がある場合、戻されていたそうです。その中で『スケッチが抽象的』という理由で戻され、再提出された方もいらっしゃるとか。それはそれで大変ですが、今はレポートが合格点に達しているか分からない状況で筆記試験を受けるので…どちらが良いのでしょうね)
スケッチ鉛筆書きvsペン書き
これは本当に個人的感想ですが、鉛筆でのスケッチって難しそうだなぁと。
エコーの画像って点の集合体に私は見えるんですよね…スペックルの粒が細かく見えるというか。
海外はペタッとしたエコー画像が多い印象なので、それだと鉛筆描きでも表現出来るかも?
日本の繊細なエコー画像はペンの方が…とついついペン推ししてしまいます。
こちらに関しても『報告書作成時のポイントと注意点』の企画内で言及されていました。スケッチを描く際【フリクション】がおすすめだそうです。
それを聞くと、やはり鉛筆よりもペンによるスケッチが良いのかなあとも思ったり…
超音波専門医のスケッチは鉛筆禁止と聞いたので尚更です。
まとめ:自分の知識をアピールしましょう!
レポート作成は大変ですが、作成前と後では自分の成長を感じますよね。それだけでも受験する意味はあると私は当時思いました。
試験管の先生方は真剣に向き合って評価して下さいます。
せっかくの機会、自分のチャンピオンデータ・実力を詰め込んで提出しましょうね!
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