先日のブログでも書かせていただいた、超音波専門医を受験予定の先生から
「基礎はどうやって勉強していました?」と聞かれたので
をご覧いただきました。難しいですねーと苦笑いされていました…
少しとっつきにくい内容かもですよね。
超音波検査士を取得した技師からも「また受験したいけど基礎の勉強が大変で…」
という声を耳にします。
3回基礎の試験を受けた私の答えは【慣れれば大丈夫!】です。
ではどうやって勉強したのか?書かせてもらいます。
まずはDr.SONOの公開講座「超音波の基礎」がおススメ
Dr.SONOの公開講座「超音波の基礎」はCanonさんのHPで公開されているサイトです。
私の場合、基礎で掲載されている図だけでは全く理解できなかったんですよね
特にスペクトル表示!(頭悪くてすいません)全然理解できない!!と思っていましたが
こちらのサイトで成る程こういうこと…!とすぐ理解できました。
まずはこちらのサイトから勉強を始めると拒否反応が起こらないような気がします。
超音波検査士認定試験対策:基礎編で更に理解を深めて問題を解いていく
Dr.SONOだけでは全ての基礎を学べないので、クイック復習ノートを読み込みます。
一度読み終わったら模擬試験も解いていきます。
もちろん他の参考書でも問題ありません。
超音波検査士・超音波指導検査士認定試験問題集も解いていく
私は3・4・5版を持っているので、すべての基礎問題を5回は解きました。
解答が合っていれば〇、間違っていれば×と問題番号につけて何周か繰り返すと、
いつも間違えている問題→自分の苦手な分野がどれなのか分かります。
試験間近ではよく間違える問題を中心に解いて、
問題の写真を撮っていつでも見れるようにもしながら常に頭に馴染ませるようにしていました。
企業さんが開催するセミナーに参加する
今はいろいろな基礎セミナーがありますが
富士フィルムメディカルさん開催の超音波基礎Webセミナーはおすすめです。
必ず覚えるべき基礎を教えて下さいます。
そして無料なのに結構なボリュームです!!
私は2023年受験時に、こちらと他の有料セミナーも受けました。
有料セミナーでは問題集には記載されていない、難易度高めの問題も知る事が出来たのですが
そこまで難しい問題は出題されなかったんですよね。
有料のセミナーを受講するのも無駄ではないですが
これは個人の判断にお任せします。
苦手な領域を別の角度から勉強する・色んな問題に触れるために信頼性のあるサイトを見ていく
これは私の場合ですが、安全性に関する問題が苦手だったんです。
患者装着部のB形・BF形・CF形ですね
あまり出題されないかもだけど、正解する自信がない!と思い
臨床工学技士の過去問を見たりもしました
こちらはネットで検索すると、色々なサイトがあります。
私は埼玉医科大学保健医療学部臨床工学科で掲載されている、
臨床工学技士過去問(保護されていない通信と表示されるのでリンクは貼りません)を拝見していました。
医療施設のHPなど、信頼性のあるサイトで勉強するのがポイントです。
本を購入するのも一つの方法かもしれませんが、
これ!という基礎の1冊があれば私はじゅうぶんでした。
以上、私の基礎勉強法を書かせてもらいました。
はるか昔に対面式の試験対策セミナーを受講した際、講師が
「臨床は対策セミナーを受けた方が良い、基礎は過去問をひたすら解けば大丈夫」と仰っていました。
確かに臨床は超音波機器の解像度が向上した結果、得られる情報量が多い
→問題がどんどん難しくなるため、過去問だけでは太刀打ちできないと感じます。
(どのような文章で出題されるか知るためには必要と思います)
一方で、基礎は大きな変化はありません。
実際に、あ!この問題過去問で見た!!と思ったことは少なくありません。
違う切り口で出題される場合もありますが1~2問の印象ですし、
それも基礎をしっかり勉強していれば解けると思います。
私は基礎は得意ではないかもしれませんが好きです。
学んだことによって、より超音波検査が楽しくなりました。
昔何かの本で「ソノグラファーはフォトグラファー」と読んだことがあります。
超音波機器は一眼レフカメラと一緒で、知識があればより美しい画像を撮ることが可能です。
美しい画像=説得力のある画像なので、被検者さんのためにもなります。
基礎を学ぶ皆さんは是非楽しみながら、そして勉強した内容を臨床に落とし込みながら始めてみてください。
きっと今まで見えなかった景色が見えてくると思いますよ!
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