先週は第9回 関東甲信越 Venous Forum (KKVF)に参加させてもらいました。
会場は川崎商工会議所です。
こちらはオンデマンド配信がないので現地参加させていただきました。
第9回 関東甲信越 Venous Forum (KKVF)について
今回のテーマは「明日から使える静脈学」であり、医師やコメディカルが臨床現場ですぐに役立つ知識の共有に焦点を当てています。
下肢静脈瘤や静脈性潰瘍などの一般演題のほか、教育講演として【下肢浮腫への圧迫療法】や【骨盤静脈疾患のエコー診断】といった専門的なテーマが設定されていました。
特に【医療現場における生成AI(ChatGPT)の具体的な活用法】を紹介する特別教育講演が設けられている点が先進的な特徴です。
また、多数の医療関連企業による機器展示やハンズオンセミナーの実施もされていました。本会は、日本静脈学会の関東甲信越地方会としての研究推進と知識普及を目的としています。
下肢浮腫への圧迫療法
ほぼ毎年参加させていただいているのですが…私の学習不足か医学の進歩が速いのか。
McBoooon、初めて知りました。
靴下や包帯は装着が大変そうでしたが、これだと簡単に圧迫できますよね。
それでもまだ課題はあるそうで(ほこりが付きやすい、足首から末梢側は圧迫できない等)現在帯状McBoooonを試作段階だそうです。
骨盤静脈疾患のエコー診断
静脈学会HPに掲載されている骨盤静脈疾患のSVP(症状-静脈瘤-病態生理)分類を元に分類方法やエコー操作方法を説明して下さいました。
エコーでは仰臥位と立位で逆流評価をするそうです。症例やレポートも提示して下さり、きれいなエコー画像も拝見できて勉強になりました。
医師に必要なChatGPTの使い方ぜんぶ教えちゃいます
『医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズで有名な大塚篤司先生を特別教育講演として開催されるのは静脈学会らしいというか…
こんな機会なかなかないですよね。専門外の医師も「それは聞きに行きたい」と仰っていました。
先生が日頃AIをどのように活用されているかを知ることが出来て(想像以上でした)とてもとても勉強になりました!うまく使いこなせるようになった際はブログ内でも書かせていただきます。
まとめ
KKVFはブースがひとつなので、「学会の地方会」というより「講習会」といった方がイメージがつきやすいかもしれません。
でも内容が全て興味深くて、まさに『明日から使える「静脈学」』でした!
来年の学術集会は福島、KKVFは長野だそうです。興味のある方は是非!

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