超音波指導検査士、体表臓器領域新設ですか
いつの間に…（相変わらず気付くの遅い…）
順調に領域が増えていますね
私が超音波検査士を受験した時から言われていましたが
資格取得が当たり前の時代なんだなぁと
改めて実感しますね
今日は腹部超音波の症例をアップさせてもらいます
腹痛で来院された方です
腸管かな～なにかあるかな～と思いながらプローブをあてると
おおっと
結構大きい充実性腫瘤ですね
測ると90㎜程ありました
お腹は張っていて、押すと痛いとの事でしたので
端の画像が欠けてしまっています
門脈も圧排されているように見えますよね
腫瘤の内部エコーはカラードプラによる血流シグナルは認めず、
かつゼリーのように動いて認めました
以前、同じようなエコー所見の症例を経験しました
（少し大きさは違いますが）
発熱はなかったとの事でしたが エコー所見から
肝膿瘍の疑いで報告書を提出し、精査の結果アメーバ性肝膿瘍の診断となりました
アメーバ性肝膿瘍は単発で 右葉に多いそうです
病期によってエコー所見が違うので 経過観察でまたエコーオーダー出してほしいなぁと
思い 院長にお願いしたのですが
他施設に紹介したとの事
残念…！
小さな規模の医療機関は どうしても他院紹介になって
フィードバックも難しいんですよね
悲しいところです
ただ 院長がエコーのオーダーをよく出してくれるので
たまにこんな所見もあったりするのが救いですね
今回も勉強になりました
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